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JMC調べ

5月の機械輸出、円安傾向続き伸び率4.2%

2015年7月15日 (水)

調査・データ日本機械輸出組合(JMC)は13日、5月の機械貿易動向を発表した。機械輸出額は3兆6051億円で前年同月と比べて1.9%増と9か月連続で増加した。

為替や営業日要因を合わせた減少要因(2.2%)を考慮すると、実質的な伸び率は4.2%増で4か月ぶりに増加した。輸入額は8.7%減で5か月連続で減少した。

JMCでは、増加要因について「対ドルで円安傾向が続き、産業機械や電子デバイスなどが増えたため」とみている。

5月の為替動向は1ドル119.5円と前年から17%の円安となったが、対ユーロは132.5円と6.2%の円高だった。

地域別ではEUとその他を除いてプラス。中でも韓国・台湾向けが12.9%と大きく伸び、北米向け(7.3%増)とASEAN・南アジア向け(4.1%増)が続いた。EU向けは2.5%減少した。

業種別では、機械輸出額の18%を占める産業機械(2.8%増)、9%を占める電子デバイス(11.8%増)、船舶(20.3%増)などが寄与した。