プロロジス、埼玉・川島町に首都圏最大拠点竣工

ロジスティクスプロロジスは27日、マルチテナント型（複数企業向け）物流施設「プロロジスパーク川島」（埼玉県比企郡川島町）を竣工した。竣工式には、入居することが決まっている日立物流コラボネクストの吉丸泰史社長らが参加した。現時点での入居率は48％で、テナントには日立物流コラボネクストなど2社が入居する。

プロロジスパーク川島は、圏央道の川島インターチェンジに近接し、圏央道を通じて関越自動車道・鶴ヶ島ジャンクション、中央自動車道・八王子JCTへ直接アクセスできるほか、2012年までに東北自動車道へのルートも開通するなど、東日本全域へのアクセスに優れ、広域配送拠点として活用性が高い。

施設は、延床面積が16万6871平方メートルに達し、プロロジスが全国で展開する大型物流施設の中でも最大級の規模。各階に40フィートコンテナトレーラーが直接アクセスできるランプウェイを2基（上り専用、下り専用各1基）備える。

1階はワンフロアで約9500坪、2-4階は中央車路の両側にそれぞれ約4000坪以上のスペースがあり、各フロアは最大4分割できる。また、別棟の小型倉庫を計画しており、多様なカスタマーニーズに対応する。約200台分のトラックバース、敷地内のトラック駐車場を備えているほか、約500台の従業員などのための乗用車用駐車場、駐輪場などを設けている。

さらに、施設内にカフェテリアやコンビニエンスストア（ポプラ）を設置することにより、従業員の利便性を高め、快適に過ごせるよう配慮。埼玉県田園都市産業ゾーン構想に則り、敷地外周に十分なグリーンベルトを設けるなど、川島町の田園環境と調和した、緑豊かな施設として開発された。

■プロロジスパーク川島の概要