クボタ、タイに製販一体の農機拠点

拠点・施設クボタは、タイ王室系企業サイアムセメントグループとの合弁子会社「ザ・サイアムクボタインダストリー」と「サイアムクボタトラクター）」を統合し、新会社「サイアムクボタコーポレーション」を設立する。製販一体化を進めることで、意思決定の迅速化や効率的な販売・製造戦略を遂行できるよう体制を強化し、アジアでの事業拡大を図る。

クボタは主力の機械事業を日本・北米・欧州・アジアの「4極体制」で事業展開しており、アジアの中でもタイで「農家層の所得増加や農村地域の人手不足による農業の機械化が急速に進み、農機市場が拡大している」として、新会社をアジアでの総合農機事業の拠点に位置づけ、クボタブランドの確立を目指す。将来的には、水・環境システム事業などのアジア展開の拠点としても活用し、クボタのアジア事業の中核会社へ育成する計画。