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ゼポ調べ

アジア発米国向けコンテナ、1-9月累計が過去最高

2015年10月8日 (木)

調査・データゼポが8日発表した、9月のアジア発米国向け海上コンテナ輸送実績によると、アジア主要10か国・地域発のTEUは、前年同月と比べ0.3%増の134.4万TEUとなった。1-9月累計では1114万TEUで、過去最高であった前年同期の累計を3.8%上回った。

アジア発米国向け貨物の6割以上を占める中国発は、前年同月と比べ0.7%増の横ばいとなった。1-9月の累計では3.1%増えた。

2位の韓国は自国分が前年同月比1.9%減少したが、中国発トランシップ(TS)が堅調で7か月連続プラスの8.9%増加した。3位の台湾は前月の5.5%増から1.6%減となった。4位の香港は5か月連続マイナスで10.1%減少した。

6位の日本発(直航分)は、13.6%減で6か月連続のマイナス。1-9月累計では11%減少した。一方、釜山TS分は58.5%増と6か月連続で大幅に増えた。日本発直航分と釜山TS分の増減を四半期ベースで比較すると、両者を合算した第3四半期の日本発が、前年同期と比べ6.6%減少したのに対し、釜山TS分は61.3%の伸びとなった。

直航分の伸び率は清水・仙台・大阪を除きマイナスだったが、釜山TS分の伸び率は大阪を除く、戦略港湾を含む主要港とその他の日本港発で増加した。背景としては、マースクラインの寄港休止や米国西岸の混雑問題の影響があったとみられる。

米国向け世界合計は、中米発(シェア9%)、カナダ発(シェア2.4%)、はそれぞれ前年同月と比べ7.9%減、14.4%の減少で、欧州発(シェア8.7%)と南米発は(シェア3.3%)はそれぞれ13.9%増、3.3%の増加で、全体としては0.1%増の197万TEUと横ばいだった。1-9月の累計では3.1%増加した。