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デンソーW、読取り性能高めたハンディを月内発売

2015年12月9日 (水)

サービス・商品デンソーW、読取り性能高めたハンディを月内発売デンソーウェーブ(愛知県阿久比町)は9日、印字された賞味期限や製品番号の検品・記録作業の効率化を実現するOCR(文字認識)対応ハンディターミナル「BHT-1461QWB-CE-O」の販売を月内に開始すると発表した。

原材料や商品の賞味期限の確認を効率化したい食品工場や食品卸売会社、製品番号の記録や照合確認を効率化したい製造工場など、バーコード・二次元コード化がされていない場面での需要を見込む。

バーコード・二次元コードに加え、複数のフォントの読み取りに対応しながら高い読み取り性能を備えることで、幅広い業界の業務効率化に寄与する。同社が6月に発売したパスポートスキャナ「QK30-OP-U」のOCR関連製品のラインアップを拡充する。

新開発の高性能文字認識エンジンは、OCR-Bフォントやゴシックなどのさまざまなフォントに対応するだけでなく、色が薄くなりがちなドット文字の読み取りにも対応する。

印刷条件などによって読み取りが難しい文字をあらかじめ登録できるユーザー辞書機能を搭載し、読み取りが不安定な文字をあらかじめ登録しておくことで、次回からスムーズに読み取ることができるようになる。また、読み取り対象物の記載フォーマットを、ハンディターミナルで撮影するだけで登録できる「フォーマット登録機能」を搭載した。

桁数の多い製品番号を読み取りやすくするため、モニター部分は3.2インチ高精細大画面液晶を採用した。

さらに、水滴がかかる冷蔵庫内での作業、落とした場合に衝撃が大きいコンクリート床の工場や倉庫の作業に使用できる耐久性も備えている。