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日本IBM、ANAの運航管理システム構築を支援

2011年9月20日 (火)

ロジスティクス日本IBMは20日、全日本空輸(ANA)の新たなロードコントロールシステムの構築を支援し、同システムが6月8日に稼働開始したと発表した。

 

ロードコントロールは、航空機の安全で効率的な運航を支える業務で、乗客、手荷物、貨物、燃料といった航空機の全搭載物の重量を配分・割付し重量や重心位置を管理している。

 

また、ロードコントロールシステムは、ANAの国内線と国際線を合わせた1か月当たり約2万5000便を対象とし、国内外の78空港で約2300人が利用。ANAの航空機の安全で効率的な運航を強化し、運航品質の向上を実現している。

 

新たなロードコントロールシステムでは、IBMが開発した高精度のロードコントロール計算エンジンを活用し、航空機の搭載物の重量予測や配分、割付方法シミュレーションなどの機能に対して、さらなる自動化を進めることで最適なロードコントロールの支援を実現した。

 

システム構築では、大連(中国)にあるIBMチャイナグローバル・デリバリー・センターを活用し、適正なコストと納期を実現したとしている。