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サービス・商品日本IBMは6日、IHIグループが提供している自動倉庫の保守事業に対し、作業履歴情報やセンサーデータといったIoT情報などのビッグデータを活用した保守サービス支援システムの構築を支援した、と発表した。
IHIグループの新保守サービス支援システムは、故障予測や計画点検、遠隔監視などの機能を提供し、顧客企業に対する保守サービスの高度化を図った。
これまで、IHI傘下のIHI物流産業システムは、自動倉庫内の設備や機材の稼働状態をリアルタイムに監視するサービスを提供していたが、データ収集やその分析・活用により、顧客設備の稼働率を高めるため、日本IBMの支援を受け、ビッグデータを解析した故障予測や計画点検のためのIoTソリューション、設備管理ソリューションを導入した。
センサーからの異常や稼働履歴、PCで管理していた作業員の出動履歴、報告書、保守履歴に加え、IBMのソフトウェアで分析した故障予測などの分析結果、顧客別・自動倉庫機種別のカルテ情報などを、IBMの設備管理ソリューションで一元管理し、可視化、分析できるようにした。
これにより、IHI物流産業システムは、故障対応の質の向上、定期点検の効率化、遠隔監視を実現。
例えば、全国の顧客設備の状況やカルテ情報、保守要員の出動履歴などを全国16か所のサービス・センターで把握できるようになるため、故障の兆候を検知して事前に対応できるようにしていく。また、部品の故障予測や部品の寿命予測をすることで、計画的に部品の在庫を管理できるようになることから、緊急調達を減らし、コスト削減につなげる。
