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関東輸送動向、宅配貨物が13.1%増、15年11月

2016年3月17日 (木)

調査・データ関東運輸局が16日発表した15年12月の管内輸送動向によると、前年同月に比べて5%以上輸送量・取扱量が増加したのはトラックの宅配貨物(13.1%増、11月)、横浜港の外航船輸出入(5.9%増)、内航船移出入(8.4%増)、羽田空港国際線発着貨物(15%増)、一方、鉄道の車扱(7.7%減)、トラックターミナル(10.8%減、11月)、長距離フェリー(18.6%減)、湾内フェリー(28%減)、千葉港の外航船輸出入(30.9%減)、内航船移出入横浜(34.9)、成田空港国際線の輸出(8.3%減)、同輸入(5.1%減)は大きく減少した。

JR貨物の管内発の荷動きは、車扱貨物が7.7%減、コンテナ貨物は2.9%増加した。トラック(11月)の荷動きは、特別積合せ貨物(3.5%増)、宅配貨物(13.1%増)が増加したものの、一般トラック貨物(3.7%減)トラックターミナル(10.8%減)が減少した。

海運では、長距離フェリーが18.6%減、湾内フェリーも28%減と大幅に前年実績を下回った。一方、内航貨物船は4.8%増。関東運輸局によると、「長距離フェリーの減少要因は運航船の火災事故による減便、湾内フェリーの減少要因は14年11月-12月に運賃料金割引を実施したことで、航送台数が激増したことによる反動」としている。

港運では、輸出入貨物が横浜港で5.9%増、 東京港で0.9%増、千葉港は30.9%増となった。国内移出入貨物は横浜港(34.9%減)、東京港(1.3%増)、千葉港(8.4%増)だった。

航空(速報値)は、成田空港での輸出入貨物が輸出(8.3%減)、輸入(5.1%減)となった。14年4月から国際便が大幅に増えた羽田空港の発着貨物は、国内線貨物が2.6%減、国際線貨物が15%増加だった。

普通倉庫は月間入庫高が0.1%減、月末保管残高が2.3%増となった。冷蔵倉庫は、月間入庫高が1.6%増、月末保管残高が0.4%増加した。