三菱ふそう、独で電気トラック5台を実用供試

サービス・商品三菱ふそうトラック・バスは12日、独シュツットガルト市、現地の物流会社・ヘルメス社に小型電気トラック「キャンターE-CELL」5台を提供し、1年間の実用供試を開始した、と発表した。

シュツットガルト市に提供する4台のトラックのうち、2台はダンプ仕様で道路、都市景観工事、2台はバン仕様で家財運搬とゴミ収集、物流会社に提供する車両は都市内配送に使用される。

2015年にはポルトガルで、キャンターE-CELL8台の配送実用供試を行っており、この取り組みで、運用コストが従来のディーゼルトラックと比べて最大で64％少ないなど、電気トラックが短距離輸送や都市内配送に有効であることを示した。

今回の実用供試で使用するキャンターE-CELLは、ポルトガル・トラマガルの最新工場で製造。ダイムラーは同工場に11年から累計2700万ユーロを投資している。