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埼玉県羽生市でCREの新施設竣工、物流大手が利用

2016年7月19日 (火)

拠点・施設シーアールイーは19日、埼玉県羽生市で賃貸用物流施設「ロジスクエア羽生」を15日に竣工したと発表した。すでに国内大手物流企業の入居が確定し、8月1日からこの企業の物流拠点として稼働を開始する。

埼玉県羽生市でCREの新施設竣工、物流大手が利用

施設は1階を低床倉庫として両面にバースを配置、敷地内車両動線は出入口を分けたワンウェイとし、さらに敷地内に40フィートトレーラーを含む大型車両50台以上の待機スペースを確保することで、効率的な入出庫オペレーションを実現。「わだち掘れ」の発生を抑える「半たわみ性舗装」をトラックヤード、待機スペースのほか、場内全域に採用した。

倉庫部分は平均照度250ルクス以上、床荷重2トン(1平方メートルあたり)、有効高は各階6メートル以上を確保した。垂直搬送機はダブルパレット対応型を8基設置し、上下搬送効率を高めた。雨天時の入出庫オペレーションにも配慮し、両面バースの大庇張り出し長さを14メートルを確保している。

埼玉県羽生市でCREの新施設竣工、物流大手が利用

これらの性能は、入居するテナント企業の要望を取り入れながら、施設の汎用性を考慮した同社の基本スペックも満たす内容で、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具の採用などにより、環境や省エネルギーに配慮した施設として「BELS」の評価を取得する方針。

緊急地震速報システムの導入や外構散水栓による停電時の給水確保などにより入居企業のBCP(事業継続計画)へも配慮する。

埼玉県羽生市でCREの新施設竣工、物流大手が利用

現地は東北自動車道羽生インターチェンジ(IC)から4.5キロに位置し、10分以内にアクセスできる好立地。北関東自動車道が全線開通し、圏央道の延伸が進むと、東北自動車道を基軸とした広域ネットワークが形成されることから、「次世代をにらんだ国内物流の戦略的拠点」として運用することが可能になる。

■ロジスクエア羽生の概要
所在地:埼玉県羽生市大字秀安
敷地面積:3万6224.84平方メートル(1万958坪)
延ベ面積:3万8857平方メートル(1万1754坪)
建物構造:鉄骨造・地上2階建て
着工:2015年8月18日
竣工:2016年7月15日
設計施工:五洋建設