富士通、特大車走行データを経路探索に活用

京浜エリアの特大車走行実績の地図表示サンプル

サービス・商品富士通は1日、特大車の走行実績データを解析して情報提供する「商用車走行実績データ解析サービス（MoXYZ、モクシーズ）」の販売を開始した。

大型車両向けカーナビゲーションや地理情報システム（GIS）など、地図サービス向けの新たなコンテンツとして提供を開始したもので、全国を通行する貨物トラックのうち7.5万台に装着されている、トランストロン製ネットワーク型デジタルタコグラフから収集・蓄積される走行実績データを活用する。

このデータを基に、特大車の走行実績データを解析したデータを提供することで、これまで把握が困難だった特大車の走行経路を可視化し、最適な輸送経路の選定や大型車両向けナビゲーションでの経路探索で活用できるようにする。

今回のサービスは第一弾に位置付け、四半期ごとの特大車の走行実績データを提供。これにより、輸送事業者が行う経路探索の大幅な効率化を支援する。

今後は曜日別、時間帯別の通行量と平均旅行速度、主要な都市間の平均所要時間、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアでの平均休憩時間などの解析サービスも段階的に提供する計画で、地図サービス事業者が提供する道路ネットワークデータに合わせたデータの提供も予定している。

■「データ分析サービス」紹介サイト
http://www.fujitsu.com/jp/group/ftrd/business/