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オリックス八ヶ岳農園、葉物野菜年300トン出荷体制整う

2016年9月27日 (火)
オリックス八ヶ岳農園、葉物野菜年300トン出荷体制整う
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産業・一般オリックスは27日、傘下のオリックス八ヶ岳農園(長野県富士見町)が八ヶ岳高原で運営する水耕栽培施設を拡大したと発表した。

これにより、栽培面積は1期目と併せて1万1700平方メートルに広がり、葉物野菜を年間300トン出荷する体制が整ったことから、10月にも出荷を開始する。

オリックス八ヶ岳農園は、オリックスと農業生産法人本多園芸が共同で設立した農業法人で、2015年9月から太陽光利用型の水耕栽培施設で、ほうれん草やルッコラなどの生食用葉物野菜を生産。水耕栽培で栽培期間を短縮することにより、年間19回収穫を行い、1年を通じて野菜を生産・販売できる体制を組んでいる。

オリックスの野菜生産事業は全国5拠点で展開し、生産拠点の栽培面積も京セラドーム大阪4.4個分に相当する14万9200平方メートルに広がった。同社では温度、湿度、CO2、光量などの環境制御や水耕栽培の技術を用い、定価格、定品質、定時期、定量にこだわった「4定販売」を目指しているという。

生産した野菜は同社の営業ネットワークを活用し、主に首都圏、中部圏、関西圏の小売業や飲食業の顧客へ供給。16年には農業の専任チームを改組し、農事業部を新設した。