日立システムズ、流通向けソリューションに在庫可視化

サービス・商品日立システムズは17日、製造・流通業向け基幹業務ソリューション「FutureStage」（フューチャーステージ）のサービスメニューに「在庫可視化オプション」を追加し、同日から販売開始すると発表した。

製造・流通業で一般的に運用されている在庫管理表では、問題在庫となっている品目の発見や発注タイミングの見極め、在庫数の推移が適切かどうかの読み取り――が難しいことなどが課題となっていた。

同社はこれらの課題を解決するため、フューチャーステージのラインアップとして、日立ソリューションズ東日本の在庫可視化ツール「SynCAS PSI Visualizer」（シンキャスピーエスアイビジュアライザー）を活用した「在庫可視化オプション」を追加した。

このツールを導入することで、システムから操作者に対して適正在庫基準の指針が提示され、判断ミスをするリスクが低減されるほか、「売れ筋」「停滞気味」などの傾向ごとに製品を絞り込み、在庫状況に応じたアラートを発することで、在庫の適正化を進めることができたり、発注の数量やタイミングを動的にコントロールしやすくなり、過剰在庫や欠品防止が可能になる。

また、在庫状況をリアルタイムで視覚的に判別できるため、問題在庫を早期に発見できる効果もある。今後、日立システムズではフューチャーステージの拡販を進め、2018年度末までに120億円の販売を目指す。

（画像：日立システムズ）