トッパンF、城東センター移転し生産エリアを2000坪拡張

拠点・施設トッパン・フォームズは28日、生産能力を向上させるため、データ・プリント・サービス主要拠点の城東センターを移転するとともに生産エリアを2000坪拡張すると発表した。28日に開所し2017年1月から本格稼動する。

これにより、生産能力が70％増強されるほか、レイアウトの再構築や新たな資材管理方法の導入などによる業務効率化、ビジネスプロセスアウトソーシング（BPO）の業務領域拡大などを見込む。

城東センターは、同社のデータ・プリント・サービス主要拠点の一つで、以前から小ロットや短納期での納品が求められる同業務を中心に生産活動を行っている。

また近年、顧客ニーズの多様化により小ロット業務のさらなる増加とともに、従来顧客が自社設備で行っていた印刷業務をすべて同社にアウトソースする「一括アウトソーシング」業務も顧客の保有設備の老朽化などを背景に年々増加傾向にあった。

これらのニーズに対応するため、従来の城東センターと関東圏の小規模拠点を集約し、移転・拡張を行うことで受託体制を強化。加えて、360度カメラ監視システム、各種生体認証の導入などによるセキュリティ面の強化、免震構造をはじめとした大規模自然災害に備えたBCP強化を図るほか、従業員向けの共有設備やスペースの充実で働きがいのある職場環境づくりにも取り組む。

■城東センター概要
拠点名：トッパン・フォームズ・セントラルプロダクツ城東センター
所在地：東京都江東区
敷地面積：3万1998平方メートル（9679坪）
延床面積：1万6334.24平方メートル（4950坪）