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日本郵船、全コンテナ船に海上ブロードバンド導入

2012年3月7日 (水)

ロジスティクス日本郵船は7日、航海中の二酸化炭素(CO2)を削減するため、コンテナ船全船に海上ブロードバンド通信装置を段階的に導入すると発表した。

 

海上ブロードバンド通信は、2010年10月から各種船舶での実証実験を開始し、継続的に研究していた。同通信装置の導入で同社がコンテナ船で進めている最適経済運航プロジェクト「IBISプロジェクト」の船陸間通信をリアルタイム化・大容量化を実施。

 

これにより、「詳細な気象情報・海流予測情報の本船上の入手」「運航データの自動送信や陸上での運航状況のモニタリング強化」「陸上担当者と本船間の情報共有・意思疎通の迅速化」などが可能となるほか、CO2削減に必要な大容量データがリアルタイムに得られることが分かった。

 

このため同社は実証実験を完了し、IBISプロジェクト推進のため、コンテナ船全船に段階的に導入し、さらに自動車運搬船、バルカー、タンカー、LNG船などにも導入していく。