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日通、医薬品向け航空輸送サービスに2-8度帯追加

2017年6月26日 (月)

ロジスティクス日本通運は23日、航空機搭載パレット(ULD)単位で定温輸送環境を実現する国際航空貨物輸送サービス「NEX-SOLUTION TempSure Thermo ULD」(ネックス-ソリューションテンプシュアサーモユーエルディー)に、2度-8度帯サービスを新設し、6月から提供を開始したと発表した。

この輸送サービスでは、特殊な断熱材と潜熱蓄熱材を用いた養生方法により、航空機搭載パレットの内2度-8度の温度帯を維持し、外気温の影響を受ける発着地の航空機の機側でも、定温環境を実現する。電源式温度管理コンテナを複数台使用する場合に比べ、安価なコストで輸送可能としている。成田空港発貨物から開始し、今後ニーズに合わせて他空港へ展開する。

(出所:日本通運)

医療、医薬品輸送では、2度-8度帯と15度-25度帯が需要の高い温度帯となっており、従来、大量・大型貨物の定温輸送には電源式温度管理コンテナを利用するのが一般的だが、リース費用や航空運賃の負担が大きかった。

昨年7月に15度-25度帯の同輸送サービスを提供したところ、医薬業界の顧客を中心に2度-8度帯でのサービス展開の要望も多く受けたことで、今回新たに温度帯を追加して販売することとした。