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物流分野への展開も視野

PSFSとスキューズが自動化ソリューションで提携

2017年7月25日 (火)

M&Aパナソニックは24日、同社グループのパナソニックスマートファクトリーソリューションズ(大阪府門真市、PSFS)と、制御系ソフト設計開発などを手がけるスキューズ(京都市南区)が、ファクトリーオートメーション技術とロボティクス技術を用いた新たな自動化ソリューションに向け業務提携を行うと発表した。

PSFSは、生産ライン全体を一括で管理・制御できるスマートファクトリー関連技術やRFIDといったの無線通信技術、国内外の販売・サービス網を持ち、スキューズは、独創的なロボットの開発・製造、システムインテグレーションを強みとし、コンビニエンスストア向け惣菜製造工場の自動化ロボットシステムの企画・開発、据付、運用、保守の実績と経験を持っている。

両社は、それぞれの事業基盤・ネットワークを最大限に活用し、相互に提供し合う形の提携を行う。当面、両社は食品加工業界を中心に自動化ソリューションに取り組む。

食品加工業界はシニア層や単身世帯の増加、女性の社会進出といった社会環境の変化を背景に、中食の需要が増加しつつある中で、少子高齢化のため人手不足が深刻化しており、手作業が多い弁当やおにぎり、惣菜づくりの生産プロセスで自動化へのニーズが高まっている。

そこで新たなソリューションを開発し、工場の安定稼働、生産品質の向上、トレーサビリティー、フードディフェンスの強化などに貢献しつつ、食品加工業界だけでなく流通・物流・外食などの分野へと提携の範囲を拡大する。