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トラック輸送情報5月、減少傾向続く

2010年8月18日 (水)

アパレル国土交通省は18日、5月分のトラック輸送情報を発表した。

 

特別積合せ貨物は、調査対象27社の輸送量が506万7009トンで、前月と比べ総輸送量が約83万トン減少。前月比85.9%(季節調整済み98.0%)となり、前年同月との比較では、約20万トン増加、104.1%の実績となった。

 

平均稼働日数は22.5日で、前月と比べ2.1日減少。稼動1日当たりの輸送量は22万5200トンで、前月と比べ約1万5000トン減少して前月比93.9%。前年同月との比較では、約1万トン増加、104.6%の実績となった。

 

宅配貨物は、調査対象18社の取り扱い個数が2億3966万5000個で、前月と比べ約1241万個減少し、前月比95.1%(季節調整済み99.5%)となった。前年同月との比較では、約709万個増加の103.1%。

 

特別積合せ貨物の品目別・地域別輸送状況をみると、ゴールデンウィークに伴う稼働日数の減少などで、ほぼ全ての品目で輸送量が減少した。減少要因としては、工場・生産地からの貨物減がほぼ全ての品目に共通してみられたほか、「化学工業品」「繊維工業品」「日用品」などでは倉庫から出る貨物減や季節的需要減も要因となっている。

 

地域的には、「日用品」が全国的に減少したほか、「金属製品」「機械」「化学工業品」「繊維工業品」「食料工業品」が東北、関東地方、中部地方、近畿地方などで、「その他(宅配便、百貨店配送品)」が東北、関東地方、中国などで減少した。

 

前年同月と比べると、工場・生産地からの貨物増により「機械」で輸送量の増加がみられた一方で、倉庫から出る貨物減や不況の影響により「化学工業品」「繊維工業品」「食料工業品」「日用品」などで輸送量が減少。

 

地域的には、「金属製品」「機械」が近畿、中国などで増加がみられた一方、「食料工業品」「日用品」が東京、関東、北陸信越、近畿、中国で、「農水産品」が北海道、九州で、「化学工業品」「その他(百貨店配送品)」が神奈川、関東などで減少した。

 

一般貨物は、回答事業者数790社の輸送量が前月比95.5%、前年同月比104.7%となった。