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ZMP、5キロ圏内でセンチ単位の位置計測可能に

2018年1月24日 (水)

▲(写真左)GPSアンテナ(右)補正信号送受信機

サービス・商品ZMP(東京都文京区)24日、最大5キロ圏内でセンチ単位の位置計測が可能なソリューション「ZMP RTK Position-Z」の販売を開始したと発表した。これにより、車両・建機・農機自律移動ロボットなどを広範囲・高精度で位置計測できるようなる。

この製品は、GPSと衛星測位システム(GLONASS)に対応し、リアルタイムキネマティック(RTK)と呼ばれるリアルタイム計測により、センチ単位での位置計測を可能にしたもの。

RTKのための補正データは無線(Zigbee)により配信、従来は30メートルの計測範囲だったが、オプション追加の中継器を利用することにより、100メートルまでの計測エリアに対応した。

さらに、Android端末を利用したインターネット経由での補正データを利用することで、最大5キロ圏内での計測も可能にした。付属ソフトウェアでは、衛星の捕捉状況に加えて無線によるRTK補正データの取得状況をリアルタイムで表示でき、計測環境の調査・構築がスムーズに進められる。また、計測データを地図上へ重畳表示させたり三次元表示を行うビューワも付属している。

▲ビューワ画面(写真左)相対位置(右)衛星捕捉情報

テストコース・作業フィールド・キャンパス内などでの車両走行実験や、建機・農機、自律移動ロボットなど、移動体の自動走行時の位置計測システム、また、リファレンスシステムなどで活用できる。

価格は、210万円(税別)で、同日から受注を開始する。