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日本GLP、神戸に延べ7万m2のマルチ型物流施設竣工

2018年1月25日 (木)
空白

拠点・施設日本GLP(旧グローバル・ロジスティック・プロパティーズ)は25日、神戸市西区の神戸テクノ・ロジスティックパーク内で、マルチテナント型の物流施設「GLP神戸西II」を竣工したと発表した。

GLP神戸西IIは地上4階建て、延床面積7万1486平方メートルのマルチテナント型施設で、神戸市内へのアクセスが30分とエリア配送に適した立地となっている。山陽自動車道「神戸西IC」を利用することで、京都・大阪と中国・四国地方までを網羅する広域配送向け物流拠点としても活用できる。

1・2階と3・4階の組み合わせによる2層使いを想定し、3階へはスロープによる直接アクセスが可能。1階は両面バースに対応し、1階、3階に高床バースを設置、加えて12基の垂直搬送機、8基の荷物用エレベーターを備える。

積載荷重について3・4階は1平方メートルあたり1.5トンから合計3トンの中でフレキシブルに対応できる仕組みを採用。2・4階は天井高が6メートル以上と高い保管効率を提供するとともに、1・2階は冷凍冷蔵倉庫対応を実施している。加えて食品コンテナ、パレットなどの洗浄に対応出来るよう給排水、ガス引き込みなどにも対応する。

施設内の労働環境の面にも配慮し、1階エントランス付近と4階と2か所に計177席の従業員用休憩室を、ドライバー用休憩室を1階、3階に設けた。また、アルミ製巨大羽根を低速回転させ、天井の高い広域空間に大容量の空気循環を生み出す超大型シーリングファン「ビッグアスファン」も装備する。このシーリングファンにより、体感温度として空調設備と同等の効果が見込めるという。

災害対応としてモニターやLAN装備などを備えたBCP対応型共用会議室を設置、停電時にバックアップ電源設備より防災センター、一部事務所の照明、コンセント、トイレなどへの電気供給が可能となっている。

神戸テクノ・ロジスティックパーク内での竣工はBTS型物流施設として満床稼働している「GLP神戸西」に続く2棟目。GLPは現在、関西で開発中物件を含めた25棟を、兵庫県で11棟の物流施設を所有・運営している。

■施設概要
施設名:GLP神戸西II
所在地:兵庫県神戸市西区見津が丘6-7-2
敷地面積:3万3500平方メートル
延床面積:7万1486平方メートル
構造:鉄骨造(耐震構造)
着工:2016年11月
竣工:2018年1月