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村田機械、犬山市で部品物流拠点が稼働

2018年2月7日 (水)

拠点・施設村田機械は7日、主力の犬山事業所(愛知県犬山市)に部品物流拠点「ムラテック・グローバルパーツセンター」を開設し、2月13日から本格稼働を開始すると発表した。

新センターは、犬山事業所内に分散していた物流システム・工作機械・情報機器の保守パーツ・消耗品の倉庫を統合し、運用システムを共通化した統合パーツセンターで、自社製の自動倉庫を導入した。

同社の自動倉庫、搬送装置などの物流システム、工作機械のアフターサービスでは、通常時の素早いパーツ供給だけでなく、非常時にも「顧客の生産・流通活動を止めない」ことが求められるが、導入した自動倉庫には流通業や生産工場の物流システムを手がける「ロジスティクス&オートメーション(L&A)事業」を展開する独自のBCP対策技術やIoTソリューションを搭載。

自動倉庫のBCP対策としては、多くの納入実績がある地震対策技術を取り入れ、自動倉庫を運用するソフトウェア・WMSは、センターが被災しても代替発送に対応するため、ほかの拠点のパーツ倉庫と共通オペレーションとする。

また、機器トラブルによる稼働停止を回避するために、自動倉庫に設置されたセンサー群やカメラから稼働データを収集する独自のシステムを備え、IoTソリューションを活用した機器の稼働監視や予防保全の実現を目指す。

自社用の保守パーツ・消耗品供給拠点として運用するほか、自動倉庫ショールームとしても活用し、物流システム・工作機械のアフターサービスを手がける子会社のムラテックCCSの業務オフィスやコールセンターが入居、アフターサービスの司令塔としての役割を担う。

■ムラテック・グローバルパーツセンターの概要
所在地:愛知県犬山市橋爪中島2(村田機械犬山事業所内)
用途:物流システム・工作機械・情報機器のパーツ保管・供給、物流システム・工作機械のアフターサービス部門(ムラテックCCS事務所・コールセンター)
建築面積:5968.438平方メートル
延床面積:7957.558平方メートル
長尺部品倉庫:スタッカークレーン1台、容量270パレット
パレット倉庫:スタッカークレーン2台、容量2304パレット
バケット倉庫:スタッカークレーン4台、容量3万バケット
稼働開始:2018年2月