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JLL調べ

17年10-12月の物流施設価格4四半期連続上昇

2018年2月13日 (火)

調査・データジョーンズラングラサール(JLL)は13日、東京圏の2017年10-12月期のロジスティクス市場動向をまとめ、発表した。

東京圏の空室率は4.1%で前期に比べて0.1ポイント低下、前年同期比では1.2ポイント低下した。東京ベイエリアの空室率は1%で前期比0.6ポイント低下、前年比2.0ポイント低下となった一方、内陸エリアは6.1%となり、前期比0.2ポイント上昇、前年比0.7ポイント低下となった。

賃料は月額坪当たり4202円で前期比0.1%上昇、前年比1.6%上昇となった。東京ベイエリアでの新規供給が上昇を牽引した。内陸エリアの賃料は同横ばいだった。

価格は前期比0.1%上昇、前年比5.9%上昇となった。4四半期連続で上昇した一方、上昇ペースは3四半期連続で減速した。

今後12か月については、「賃貸市場では今後も堅調な需要が見込まれるものの、今後2年間にかけて記録的な水準の供給が予定されていることから、賃料はエリアによっては下押し圧力が加えられる。投資市場では、安定的なコア資産を供する当該セクターに対する投資家の関心は続くとみられることから、投資利回りは一層低下する可能性がある」とみている。