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国交省、先進船舶導入計画を初認定

2018年3月28日 (水)

ロジスティクス国土交通省は28日、日本郵船と大島造船所(長崎県西海市)が共同で申請していた、LNG燃料船の研究開発計画を「先進船舶導入等計画」として初認定したと発表した。

両社の計画では、4月から4年間、LNG燃料タンクの配置を工夫することにより、貨物スペースを損失しない新たな居住区の構造を開発するほか、従来の船舶と比べて工期が長いLNG燃料船の工期の20%短縮を目標に、機器配置や配管工事に関する研究開発を実施する。

▲(左)従来の居住区配置(右)新たな居住区配置(出所:国土交通省)

昨年10月から開始しているこの認定制度は、IoTなどを活用した安全性の高い「IoT活用船」や液化天然ガスといった環境に優しい代替燃料に対応した「代替燃料船」に関する研究開発・製造・導入についての計画に対して認定を行うことで、「個々の会社が取り組むには困難な技術」の普及を複数社で一体的に取り組むことを推進し、安全性向上や環境負荷を低減する船舶の普及を目指すもの。

今回、日本郵船と大島造船所からLNG燃料船の研究開発についての計画の認定申請があり、内容を審査した結果、制度創設後初めて計画の認定を行った。