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サービス・商品プロロジスは29日、物流施設・工場など高天井用のLED照明について、赤外線センサーメーカーのアイキュージャパン（滋賀県栗東市）と共同開発したと発表した。
開発したのは、人やフォークリフトの動きに反応して点灯・消灯または減灯する、高天井用の人感センサー付きLED照明器具「Lumiqs BL-640」で、これまで製品化されていた高天井用の人感センサー付きLED照明器具の形状では、物流施設でラックを積み上げると、センサーが反応しないか、ラックの影となる部分の照度を十分に確保することができないといった問題や、センサーと照明器具が一体ではなかったため、配線のためのコストが膨らむといった課題があった。
Lumiqs BL-640は、人やフォークリフトの通行時に自動で点灯する自動点灯モードと、手動点灯モードを選択できるほか、待機時照度の切り替え（消灯・20％点灯）が可能。点灯時間やセンサー感度などと合わせてリモコンで設定を変更することもできる。
プロロジスの物流施設内で行った実証実験の結果では、既存LED照明の利用に比べて電力使用量が平均54％削減されたという。蛍光灯と比べると81％の削減になる。
プロロジスは、入居カスタマーの費用負担削減やオペレーションの快適性向上のため、さまざまな施策に取り組んでおり、今回の共同開発もその一環で、入居カスタマー専有部でのコスト削減に貢献する目的で実施された。
製品はアイキュージャパンが5月に販売を開始する。プロロジスは、9月に竣工予定の「プロロジスパークつくば1-A」に採用する。
