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大田花き、発荷主に待機車両削減呼びかけ

2018年4月19日 (木)

話題大田花きは18日、トラックドライバーの労働環境を改善するために発着両方の荷主による待機時間の削減が重要だとして、同社の拠点に入荷する花き類の出荷元に対し、入荷の平準化を呼びかけるメッセージを発表した。

メッセージで同社は「少子高齢化が進む中、農作物の輸送でもドライバー不足が深刻な課題となっている。さらに荷積み・荷下ろしでの長時間の待機時間や、契約にない付帯作業による長時間労働の発生などにより、ドライバーの労働環境は大変厳しい状況にある。この厳しい労働環境を是正し、今後も継続的に花き輸送を行ってもらうために、発荷主側、着荷主側双方での待機時間の削減が重要だ」と訴え、荷下ろし待機時間の緩和へ向け、入荷平準化への協力を呼びかけた。

同社によると切花販売日の前日(日・火・木)の夜間に入荷便の到着が集中し、荷下ろし待機が発生している。通常期は荷受けを開始する13時から翌日1時台までのうち、最も少ない2時台と最も多い21時台では5倍の開きがある。

同社は0時発の搬出便を筆頭に、深夜3時までに入荷商品の50%、5時までに70%の商品の搬出しており「販売先が求める引渡し時間に対応するため」に18時以前の早期入荷や、販売日前々日(月・水・土)の入荷を求めるほか、「物流経費を増加・発生させない」ために今後、パレット輸送・台車輸送などの入荷時間・輸送方法などを提案するとしている。

(出所:大田花き)