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オムロンヘルスケア、ブラジルに健康医療機器生産工場

2018年5月24日 (木)

拠点・施設オムロン傘下のオムロンヘルスケア(京都府向日市)は24日、ブラジル・サンパウロ州ジュンディアイ市に、ラテンアメリカ市場向けの、血圧計・ネブライザの生産工場を新設すると発表した。

新工場では、ブラジル国内向け血圧計とネブライザに加えて、今後はほかのラテンアメリカ諸国向け商品も生産し、拡大する同市場への商品供給体制を構築する。

ブラジルを中心としたラテンアメリカ地域では、経済成長に伴う生活水準の向上や食生活の欧米化といった生活習慣の変化に伴い、高血圧など生活習慣病患者の増加が社会的課題となっている。

こうしたなか、オムロンヘルスケアでは、2014年にブラジルのネブライザ市場でシェアを獲得しているNS Industria de Aparelhos Medicos社を買収し、ネブライザ事業を強化した。また2017年には、工場内に血圧計生産ラインを新設し、ブラジル国内向けの手首式血圧計の生産を開始した。

今回の新工場設立により、ブラジルでの生産能力を17年の120万台から22年には540万台へと増強させ、ブラジルやラテンアメリカ市場の拡大に対応し、同市場での事業の拡大を目指す。