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日通、大メコン圏間の越境交通許可証取得

2018年6月6日 (水)

国際日本通運は6日、同社の現地法人日通ロジスティクスタイランドが、1日を発効日として、タイ王国運輸省陸上輸送局からGMS関係国(タイ、ラオス、カンボジア、ベトナム、中国)間の越境交通許可証を取得した、と発表した。

GMS越境交通許可証は、GMS参加国が2016年12月に採択した「越境交通協定」(CBTA)のアーリーハーベスト措置の導入により、今回タイで500台の許可証が発行された。

500台の枠には旅客車両の25台が含まれており、物流業界としては475台の貨物車両が発給を受け、同社は日系企業では最多となる12台分の許可証を取得した。

▲タイ-カンボジア間国境を走る車両

同社グループでは、2-3か国間の越境交通許可証を所有し、同地域のクロスボーダー輸送サービスを展開しているが、従来の許可証はいずれも通行国があらかじめ定められている。

今回取得した許可証は、段階的に通行国の制限が無くなり、最終的にはGMS関係国どこの国でも自由に相互通行できるようになる。

▲タイの物流拠点と自社車両

また、今回取得した許可証により、一部の国境で必要だった貨物の積み替えが不要となり、積み替えによる荷物へのダメージが低減されるほか、輸送時間の短縮が可能となる。