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プロロジス、環境配慮の物流施設開発で啓蒙賞

2018年7月2日 (月)

認証・表彰プロロジス(東京都千代田区)は2日、日本物流団体連合会(物流連)から第19回物流環境大賞の「物流環境啓蒙賞」を日本プロロジスリート投資法人とともに受賞した、と発表した。

これまで取り組んできた新規施設開発での最新環境施策の導入や、既存施設のリニューアル時の環境負荷低減への取り組みが評価された。

具体的には、新規施設で高効率型の蛍光灯やLED照明、共用部への人感センサー採用を進めるとともに、既存施設のLED化に着手し、施設のエネルギー削減を推進した。さらに車路、ランプウェイへの照明システム導入や、オフィススペースでの昼光センサーによる調光制御により、施設内の省エネルギー化を進めた。

また、車両からのCO2排出量低減のため、45フィートコンテナトレーラー運行に対応した施設を開発、施設勤務者のマイカー通勤によるCO2排出量削減のため、一部施設で最寄り駅からのシャトルバスを運行している。

このほか、新規開発施設にBCP(事業継続計画)対応機器を設置することで、災害時から平常時へのスムーズな復旧をサポートするとともに、車両滞留などを軽減して災害時にもCO2削減に寄与できるようにしている。既存施設にも19年に対応する。

物流環境大賞は、物流部門で優れた環境保全活動や環境啓蒙活動、先駆的な技術開発などを行なうことにより、環境負荷軽減の面から物流業の発展に貢献した団体・企業などを表彰する制度。

今回の受賞は同社にとって2008年第9回の「物流環境負荷軽減技術開発賞」、10年と13年の「物流環境特別賞」に次いで4度目となる。