パイオニア、先進運転支援システムの事故リスク予測強化

サービス・商品パイオニアは19日、後付タイプの先進運転支援システム「インテリジェントパイロット」で事故リスク予測プラットフォームを強化したと発表した。独自のGIS技術を活用し、新たに機械学習を用いることで、より多くの場所で事故リスクを予測できるようにした。

新機能は、信号やカーブなどの「デジタル地図属性データ」に、「事故発生地点データ」や「急減速多発地点データ」などを独自GIS技術で関連付け、時間帯や天候、車両の走行速度や運転傾向まで加味することで、事故が多発する場所でドライバーの個々の状況に合わせて危険を予測。

これまで利用していたデータに加え、デジタル地図属性データに格納されている車線数や交差点面積などの情報を関連付け、新たに機械学習を用いることで、全国の道路から事故が発生しやすい地形特性を持つ場所の特定が可能になった。

これにより、インテリジェントパイロットでは事故が多発していない場所の潜在的な事故リスクを予測し、運転状況に合わせた注意喚起や警告をより多くの場所で行えるようになった。

すでに東京海上日動火災保険の自動車保険特約「ドライブエージェントパーソナル」に採用されているが、今後も機能を拡充を進め、「さまざまな自動車関連事業者との連携を進めていく」としている。