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5月の大阪港、外貿取扱貨物量5.7%増

2018年10月23日 (火)

調査・データ大阪市はこのほど、大阪港の5月の港湾統計月報を公表した。総取扱貨物量は692万トンで前年同月に比べて0.7%減少した。このうち外貿貨物は312万トン(5.7%増)、内貿貨物は381万トン(5.3%減)となった。

入港隻数は1923隻(0.8%減)、総トン数は952万総トン(1%増)となり、このうち外航フルコンテナ船は310隻(6.5%増)、内航フェリー船は145隻(8.8%減)だった。

外貿貨物のうち、輸出は83万トン(3.7%増)となり、その他製造工業品(93%減)や糸・紡績半製品(37.3%減)は減少したものの、韓国、タイの取り扱いが増加した再利用資材(24.6%増)や、中国、マレーシアの取り扱いが増加した染料・塗料・合成樹脂・その他化学工業品(24.1%増)などにより、2か月連続の増加となった。

輸入については、229万トン(6.4%増)となり、麦 (99.9%減)や金属鉱(92.3%減)は減少したものの、ロシアの取り扱いが増加した石炭(微増)や、中国、ベトナムの取り扱いが増加した衣服・身廻品・はきもの(8.3%増)などで2か月連続増加した。

外貿コンテナ貨物は、輸出が72万トン(14.8%増)と、輸入が206万トン(8.1%増)となり、月間取扱量は278万トン(9.8%増)だった。コンテナ個数は、輸出が8万2000TEU(3.4%増)、輸入が9万9000TEU(8.1%増)で月間取扱個数は18万TEU(5.9%増)となり、3か月ぶりの増加となった。

内貿貨物は移出が170万トン(1.8%減)と4か月連続の減少、移入が210万トン(8%減)と4か月連続の減少となった。内貿フェリー貨物は243万トン(5.7%減)で4か月連続減、内航フェリーの乗降人員は7万9000人(13.2%減)だった。