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鴻池運輸の中間・増収減益、軽油高騰・災害影響

2018年11月12日 (月)

財務・人事鴻池運輸が12日発表した、2019年3月期中間(4-9月)決算は、増収となったものの自然災害の影響と軽油単価の高騰などにより、営業利益は減少した。

主力の複合ソリューション事業は、鉄鋼関連分野については製鉄所内生産工程付帯業務や自動車エンジン用部品生産業務の増加、タイで鋼材輸送を行う新規連結会社の寄与により、増収。空港関連分野では、成田空港での業務拡大や新規受託空港での業務開始により増収となった。

食品関連分野では、飲料などの配送センター業務や生産工程請負業務が堅調に推移。生活関連分野では、空調機器の取扱量伸長により増収となった。これらの結果、同事業の売上高は1008億8100万円で5.3%増加した。

セグメント利益は、鉄鋼・空港・食品・生活関連分野の増収に伴う増益要因はあったが、台風21号による関西国際空港一時閉鎖などの自然災害による影響や、軽油単価の高騰に加え、子会社の再資源化設備の補修費の増加、前期に発生した高収益スポット業務の減少により、74億7300万円(6.7%減)となった。

国内物流事業は、顧客センター内での通販物流取扱量や、冷凍冷蔵食品の保管・配送取扱業務増加により、売上高は247億1000万円(1.7%増)。セグメント利益は、軽油単価高騰の影響を受けたが、生活用品取扱量増加や新規定温業務開始により、12億3200万円(57.7%増)と急増した。

国際物流事業は、台風21号により取扱量が減少したがインド子会社での鉄道貨物輸送取扱量や、アメリカ向け製造設備用部品の輸出業務増加により、売上高は183億8100万円(6.2%増)となった。セグメント利益は子会社の取扱量増加により6億3000万円(18.8%増)と前年を上回った。

■2019年3月期第2四半期

 
累計(百万円)
前年同期比
対売上高利益率
売上高
143,9744.8%
営業利益
6,404-1.4%4.4%
経常利益
6,663-0.4%4.6%
四半期純利益
4,004-7.7%2.8%