農業総研、JALと連携し道内2空港に農産物集荷場

国内農業総合研究所（和歌山市）は7日、提携先の日本航空（JAL）と連携して新千歳空港と旭川空港に産地直送農産物の集荷拠点を開設する、と発表した。

野菜、果物などの農産物や加工品の集荷場を空港施設内に設け、JALに運営を委託することで、同社の航空輸送網を活用して全国のスーパーマーケットなどの販売拠点へ素早く配送できるようにする。

また、農産物輸出を促すことで出荷者の販売機会創出を図るとともに、新規出荷者の獲得や出荷量の拡大を目指す。両社の物流インフラとネットワークを活かし、スピーディーな輸送、農産物の特性やニーズに合わせた物流を構築。航空輸送により、良質な農産物を鮮度を保った状態で都市部へ出荷する。

当初の集荷拠点は5月頃をメドに新千歳空港、旭川空港の2空港で開設するが、実績を見ながら業務拡大や連携強化を図る。