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メディセオ、岩手県花巻市に新物流センター竣工

2012年6月14日 (木)

メディカルメディパルホールディングスは14日、子会社のメディセオが東北エリアで、医療用医薬品流通を支える最新鋭の物流センターとして「東北ALC(エリア・ロジスティクス・センター)」を15日、岩手県花巻市で竣工すると発表した。

 

メディセオは、東北エリアで全国一律のサービスを提供するため「東北ALC」を建設。顧客に近い立地にフルラインのセンターとしてALCを設置することで、ALCから直接届ける方式に転換する。ALCから遠隔地の支店をFLCと位置付け、そのエリアに必要な在庫をフルラインで常時在庫することにより、サービス向上につなげるとともに、品揃えの拡充とリードタイムの短縮を実現する。

 

また、独自に開発した需要予測システムを使用し、過剰在庫と欠品が生じないよう単品ごとに在庫を最適なレベルにコントロールし、定時・適量の完全納品を実現する。情報システムを活用した独自のマテハン技術とエンジニアリングによって、正確で効率的な在庫管理と庫内作業、配送作業を実現し、作業の効率化を図りながら、安全性と信頼性を高める。

 

さらに、一部免震設備を導入し、停電時の自家発電装置を設置。地震などの災害時にも安定供給できる体制を整える。人的災害を防ぐため、ID認証システムを採用し、セキュリティの向上を図る。

 

設備投資額は総額30億円で、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県をカバー。7月の稼働後は年間1000億円を出荷する。施設は敷地面積1万1382平方メートル(3443坪)、鉄骨造(ラーメン構造)の地上2階建てで、延床面積は9984平方メートル(3020坪)。