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新造RORO船「ぶぜん」就航、週6便デイリー

商船三井フェリー、東京・苅田間を7時間短縮

2019年3月1日 (金)

▲新造RORO船「ぶぜん」

ロジスティクス商船三井は3月1日、商船三井フェリーの新造RORO船「ぶぜん」が2月28日に東京・苅田航路に就航したと発表した。

ぶぜんは車両積載能力を10%増強し、電源プラグを大幅に増設して冷凍冷蔵貨物の引き受けを補強、九州・関東間の輸送力を強化する。これにより、東京・苅田間は3隻体制で日曜を除く週6便のデイリー運航を開始。

直行運航もスタートし、両港間を従来より7時間短い25.5時間で結ぶ。デイリー化と高速化を両立させることで、安定的に「3日目配送」を実現する利便性の高さで利用の拡大を図る。

船名の「ぶぜん」は、苅田港のある福岡県東部の旧国名「豊前国」に由来し、今治造船傘下の南日本造船大在工場(大分市)で建造。2隻目の新造船「すおう」が就航する5月中旬までは変則スケジュールで運航する。

■「ぶぜん」の概要
総トン数:1万1674トン
全長:179.9メートル
全幅:27メートル
喫水:6.8メートル
航海速力:23ノット
主機関:1万5930キロワット×1基
電源プラグ:80基
旅客定員:12人
車両搭載数:大型トラック160台、乗用車220台