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五島市、3月下旬に離島間無人ドローン物流実験

2019年3月4日 (月)

国内長崎県五島市は4日、ドローンによる離島間無人物流の実証実験を3月27日に行うと発表した。実験は2020年度の実用化を見据え、「二次離島」への物資輸送の適時性向上と、入手可能な物資の選択肢を拡大することを視野に入れる。

3月25日から29日までの5日間(予備日含む)にわたり、飛行だけでなく気象観測装置を用いた飛行可否判断などの運用面も同時に確かめる計画。具体的には、電動垂直離着陸(E-VTOL)型無人航空機による模擬薬の配送と、無人航行船による宅配便の配送、無人カートによる個人宅への配送といった物流実験をつ宇治、(1)運行判断基準と気象観測装置の運用方法(2)無人航空機機体タイプの気象・用途に応じた選定(3)二次離島住民の意識調査(4)無人航行船、無人配送カートの有効性――を検証する。

五島市は長崎から100キロ西に位置し、11の有人島と52の無人島で成り立っている。美しい砂浜などの自然景観と文化的歴史的資産が豊かな観光地で、世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産も備える。観光客は年間21万人で、増加傾向。人口は2月末時点で3万6971人。