拠点・施設ブラザー工業は11日、名古屋市南区の星崎工場敷地内に新工場棟を建設すると発表した。新棟の総事業費は100億円で、地上3階建て、延床面積1万2700平方メートルとなる。2023年1月の完成を目指す。
新工場棟は事業継続計画(BCP)の一環として建設するもので、複数の既存棟を解体し、免震機能付きの工場棟1棟を建てる。既存棟はすでに耐震化工事を完了しているものの「将来的に予測されている南海トラフ地震の振動から設備を守る必要がある」との判断から、建て替えを決めた。
複数の工場棟に分散していたクリーンルームを新工場棟に集約するなど、効率化にも取り組む。