財務・人事ハマキョウレックスが29日に発表した4−6月期(2020年3月期第1四半期)決算は、好調な滑り出しとなった「物流センター(3PL)事業」が全社の業績をけん引し、売上高が10.5%増の296億9200万円(前年同期比)、営業利益24億9100万円(7.7%増)、四半期最終利益15億2800万円(5.4%増)で着地した。
3PL事業はHMKサービスを子会社した効果や新規受託した4社と前期受託した1社のうち3社のセンターが稼働。残る2社も8月意向の稼働に向けた準備に入っており、総受託センター数は1件増えて116となった。これにより、同事業は20.7%の大幅な増収を確保。部門利益も17.3%増となった。
一方、貨物自動車運送事業は運賃値上げ交渉や子会社の増加による増収要因と物量の減少による減収要因が重なり、売上は0.2%の微増収にとどまった。部門利益は12.5%の減益で、賃値上げ効果があったものの、特別積合事業で外注費が増えた。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)20/3/1Q | 19/3/通期 | 19/3/3Q | 19/3/中間 | |
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売上高 | 29,692 [10.5%] | 115,919 [12%] | 87,011 [11.5%] | 53,662 [6.8%] |
営業利益 | 2,491 [7.6%] | 9,913 [9.7%] | 7,803 [12.5%] | 4,506 [9.7%] |
最終利益 | 1,528 [5.4%] | 5,905 [5.9%] | 4,739 [14.1%] | 2,834 [12.4%] |
売上高営業利益率 | 8.4% | 8.6% | 9.0% | 8.4% |