ハマキョウ、営業利益が13.8％増加、3PL・運送が増益

ロジスティクスハマキョウレックスが7日に発表した前3月期決算は、主力の物流センター（3PL）事業と貨物自動車運送事業がいずれも増益で、全体の営業利益は13.8％増の67億3000万円となった。

物流センター事業は売上高437億7000万円で0.3％の減収となったものの、営業利益が46億7000万円（11.1％増）と減収増益。既存荷主の物量が減少して減収要因となったが、組織体制を見直し、業務効率を高めたことで営業利益を伸ばした。新規物流受託件数は14社で、前期受託した2社を含めた16社のうち13社が稼働しており、残る3社は6月以降の稼働を目指して準備を進める。期末時点の物流センター数は80センターとなった。

貨物自動車運送事業は売上高481億5300万円で0.2％増、営業利益20億5500万円で20.1％増で増収増益となった。近物レックスで運賃単価の料金交渉や新規業務の獲得が寄与し、増収につなげた。燃料単価の下落による燃料費用の減少と増収効果で部門利益を増やした。

今期は売上高940億円（前期比2.3％増）、営業利益74億円（9.9％増）、経常利益75億円（6.9％増）、最終利益40億円（2.8％増）を見込む。

［ハマキョウレックス］2015年3月期連結決算（単位：百万円）