調査・データ 日本海事センターの主要コンテナ航路の荷動き動向(速報)によると、2019年8月の日中往航(日本から中国)の荷動き量は76万2622トンで前年同月から20.4%減少し、8月単月としては過去最低を記録した。19年に入り、春節のあった2月を除く各月で過去最低を記録しており、低調な荷動きが続いている。日中復航(中国から日本、8月)の荷動き量は163万6200トンで4.4%減少と3か月ぶりの減少となった。
その他の主要航路では、北米往航(アジアから米国、9月)は152万7071TEUで、前年同月比0.7%増となり、7か月連続のプラスと同時に9月単月での過去最高を記録した。国別では、中国(7.8%減)、香港(16.2%減)発は減少となったものの、日本(6.1%増)、韓国(3.5%増)、台湾(15.1%増)、ベトナム(38.9%増)、インド(11.7%増)発などが増加した。欧州往航(アジアから欧州、8月)は145万2418TEUで2%増となり、6か月連続のプラス、また欧州航路での8月の荷動き量としては、往航では8月単月の過去最高を記録した。
一方、北米復航(米国からアジア、7月)は、53万3783TEUで1.3%減となり、3か月連続のマイナス。欧州復航(欧州からアジア、8月)は13.5%増で8か月連続のプラスとなった。