調査・データ日本海事センターが24日発表した主要コンテナ航路の荷動き動向によると、北米往航(8月)、日中往航(7月)の荷動きがそれぞれ1割以上増加した。
北米航路往航は182万TEUで13.4%増となり、単月では過去最高を更新した。8月の中国(塩田)-ニューヨーク間の1TEUあたりの運賃は前年比31%増の3000ドルで4か月連続のプラス。
復航(6月)は51万TEU(4.6%減)にとどまり、4か月連続のマイナス。8月のニューヨーク-中国(塩田)間の運賃は2.6%増の800ドルで4か月連続のプラスとなった。
欧州航路は往航(7月)が152万TEU(1.9%増)、復航(7月)が69万TEU(3.6%減)。
日中往航は12.6%増で17か月振りのプラスに転じた。金額ベースでは9.4%増の7210億円と7か月振りのプラス。8月の横浜-上海間運賃は15.2%減の390ドルで4か月連続のマイナス。
復航は16%減で3か月連続のマイナス。金額ベースは10.3%減の1兆574億円で4か月振りのマイナス。8月の上海-横浜間の運賃は7.8%増の690ドルで6か月連続のプラス。
アジア域内航路(7月)は377万4800TEU(1.2%増)で荷動き量が統計開始以来、7月単月としては最高を記録した。