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川重、ばら積み貨物船グレイモスを引き渡し

2019年10月29日 (火)

荷主川崎重工は29日、南通中遠海運川崎船舶工程(中国)で、グレイモスナビゲーションSA向けのばら積み貨物船「GRAMOS」(グレイモス)を引き渡したことを発表した。

▲ばら積運搬船「GRAMOS」(出所:川崎重工

同船は、抵抗の少ない船首形状と推進能力の高いスクリュー、同社が開発したカワサキフィン付ラダーバルブなどを採用。電子制御式ディーゼル主機関を搭載した省エネルギー設計となっていて、EEDI規制のフェーズ2に対応した設計となっている。

船体は平甲板型で、貨物倉容積は7万7539立方メートル。穀類、石炭、鉱石、鋼材などの貨物を搭載可能な5つ貨物艙(ホールド)を持ち、船体中心線上の各ハッチカバー間に4基の30トンデッキクレーンを装備している。

グレイモスの概要
全長:199.9メートル
長さ(垂線間長):197メートル
幅(型):32.24メートル
深さ(型):18.6メートル
満載喫水(型):13メートル
総トン数:3万4584トン
載貨重量:6万1171トン
貨物倉容積:7万7539立方メートル
主機関:MAN B&W 6S50ME-B9.3-TII ディーゼル機関×1基
連続最大出力:8130kW×108回転/分
航海速力:15.8ノット
乗船定員:25人
船級:ロイド船級協会(LR)
船籍:バルバドス