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川崎重工、6万トンばら積運搬船を引き渡し

2019年11月25日 (月)

荷主川崎重工は25日、ばら積運搬船「AMIS STAR」(アミススター)の引き渡しを行ったことを発表した。

▲アミススター(出所:川崎重工)

「アミススター」は、中国・大連にある中国遠洋海運集団と共同運営している大連中遠海運川崎船舶工程で建造された、ウィズダムマリンラインズS.A社向けのばら積み船で、5つの船倉を持ち、穀類、石炭、鉱石、鋼材などが搭載可能。船体に4基の30トンクレーンを装備しているので、荷役設備のない港での作業も可能となっている。

エンジンは省燃費型の電子制御式ディーゼル主機関を搭載、抵抗の少ない滑らかな船首形状や推進効率の高い形状のプロペラ、独自開発した「カワサキフィン付きラダーバルブ」と「コントラフィン付きセミダクト」などの推進性能に寄与する技術を採用し、燃費を向上させている。

アミス スターの概要
全長:199.9メートル
長さ(垂線間長):197メートル
幅(型):32.24メートル
深さ(型):18.6メートル
満載喫水(型):13メートル
総トン数:3万4657
載貨重量:6万1123トン
貨物倉容積:7万7539立方メートル
主機関:MAN B&W 6S50ME-B9.3-TII ディーゼル機関1基
連続最大出力:8130キロワット 108回転/分
航海速力:14.5ノット
定員:25人