ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

川崎重工、ばら積運搬船「FJMグローリー」引き渡し

2019年10月18日 (金)

ロジスティクス川崎重工は17日、中国遠洋海運集団と共同運営している大連中遠海運川崎船舶工程(中国・大連市)でスターリングアスターライン向け61型ばら積運搬船「FJMグローリー」を引き渡した、と発表した。

同船は、船首楼付き平甲板型で、穀類、石炭、鉱石、鋼材などを搭載可能な5つの船倉を保有。各ハッチカバー間の船体中心線上に4基の30トンデッキクレーンを装備し、荷役設備の無い港湾でも荷役作業を可能とした。エンジンは省燃費型の電子制御式ディーゼル主機関を搭載、抵抗の少ない滑らかな船首形状や推進効率の高い形状のプロペラ、独自開発した「カワサキフィン付ラダーバルブ」と「コントラフィン付セミダクト」などの推進性能に寄与する技術を採用し、燃費を向上させた。省エネルギー技術の採用によって燃料消費量とCO2排出量を低減させることで、EEDI規制のフェーズ2に対応している。

FJMグローリーの概要
全長:199.9メートル
長さ(垂線間長):197メートル
幅(型):32.24メートル
深さ(型):18.6メートル
満載喫水(型):13メートル
総トン数:3万4634
載貨重量:6万1166トン
貨物倉容積:7万7539立方メートル
主機関:MAN B&W 6S50ME-B9.3-TII ディーゼル機関1基
連続最大出力:8130kW 108回転/分
航海速力:14.5ノット
定員:25人
船級:日本海事協会(NK)
船籍:パナマ