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プレナス、東日本でフライ油をトラック燃料に再利用

2012年8月7日 (火)
フライ油リサイクルシステムの流れ

フライ油リサイクルシステムの流れ

フード持ち帰り弁当の「ほっともっと」などを展開するプレナス(福岡市博多区)は7日、東日本エリアで使用済みフライ油をトラックの燃料に再利用する取り組みを10月から開始すると発表した。

 

同社は2007年10月から、九州・山口エリアの900店舗でフライ油リサイクルシステムを導入し、5年間で290万リットルのバイオディーゼル燃料をトラックの代替燃料として使用、7600トンのCO2排出量を削減した。その後、同システムの拡大に向けた検証を重ね、10月から東日本エリアで本格導入することにしたもの。

 

フライ油リサイクルシステムは、「ほっともっと」「やよい軒」で使用したフライ油を回収し、製造プラントでバイオディーゼル燃料に精製、完成したバイオディーゼル燃料を物流センターに設置した給油所「プレナスステーション」に運び、店舗へ商材などを届けるトラックの燃料として再利用する。

 

同システムの東日本エリア本格導入に伴い、埼玉県北葛飾郡杉戸町の同社物流センターにバイオディーゼル燃料専用の給油所・プレナスステーションを建設、9月に完成させる。

 

10月からの稼動では、関東エリアの店舗へ配送を行う20台のトラックを対象にスタートし、来年には九州・山口エリアと同規模の60万リットルのバイオディーゼル燃料をトラックの代替燃料として使用、1570トンのCO2排出量の削減を目指す。

 

■関東プレナスステーションの概要
建設地:埼玉県北葛飾郡杉戸町大字深輪398-12(杉戸物流センター敷地内)
敷地面積:205.77平方メートル
建物面積:55.3平方メートル(事務所、給油所)
タンク容量:バイオディーゼル燃料専用タンク2万リットル、軽油専用タンク2万リットル
着工:2012年8月
竣工:2012年9月
稼動:2012年10月