ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

国内線でも減便、宅配便や医薬品流通に影響のおそれ

2020年3月4日 (水)

ロジスティクス全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)は4日、新型コロナウイルスの感染拡大による需要減退を受け、3月6日から12日までの間、国内線の旅客便運航を一部減便または運休とすることをそれぞれ発表した。JALは3日付で台湾線・韓国線の一部減便・運休も発表している。

国内線でも減便・運休が拡大すると、宅配便をはじめとして医薬品、精密機器、自動車部品、日雑品――などの物流に影響が出るおそれがある。今回発表のあった路線には、宅配便が取扱貨物の大半を占める新千歳空港や那覇空港が含まれていることから、宅配会社に影響が出そうだ。

国際線の中国線では、旅客便の大幅な減少によって輸送需要に供給が追いつかなくなったことから、ANA・JALが臨時の貨物専用便を運航。ほぼ満載の状態となっている。今後の状況によっては、国内線でも臨時貨物便の運航があるかもしれない。

両社が今回発表した計画変更は次の通り。

■ANA(国内線)

■JAL(国内線)

■JAL(国際線)

関連記事
ANA・JALともに「ほぼ満載」、中国向け臨時貨物便(20年3月3日掲載)
https://www.logi-today.com/369302