JTグループのテーブルマーク、水産事業から撤退

フード日本たばこ産業は28日、100％子会社で冷凍食品などを製造・販売するテーブルマーク（東京都中央区）が水産事業から撤退すると発表した。テーブルマーク傘下のグリーンフーズ、川万水産の2社が、解散を前提として事業停止などの手続きを開始する。

 

テーブルマークは、これまで水産事業の統合を進め、2009年に株式の公開買い付けで完全子会社化したグリーンフーズ社を中核に、その完全子会社の川万水産社との2社体制で水産事業を展開。

 

損益状況が悪化していた同事業の体制見直し・基盤強化を図り、事業再建に注力したが、業績低迷が続き、今後も改善が見通せないことから「事業再建は困難」と判断。水産事業から撤退するとともに、傘下2社は解散を前提として事業停止などの手続きを開始することにした。

 

12月末をメドにグリーンフーズ社、川万水産社が事業を停止し、準備が整い次第解散する。今後は、加工食品を中心とした主力事業に経営資源を集中し、収益力強化を図る。

 

■テーブルマークの位置

[googlemap lat=”35.665161″ lng=”139.77239″ align=”undefined” width=”440px” height=”240px” zoom=”10″ type=”G_NORMAL_MAP”]テーブルマーク本社（東京都中央区築地６丁目４−１０）[/googlemap]