フードデジタルトランスフォーメーション支援事業、ベンチャー投資育成事業を手がけるストロボ(東京都港区)は14日、小売業向けにEC・宅配への自動運転技術の活用を支援するサービスを開始すると発表した。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて需要が高まるEC・宅配ビジネスと、自動運転技術を活用して運び手と受取人が接触しないスタイルの物流への注目度が高まっていることを受けた取り組み。
このサービスでは、自動運転ロボットの選定、自動運転車両・システムベンダーなどのパートナーの選定、実証実験や概念実証(PoC)を進める際の政府・自治体などとの折衝といった、専門的な知見が求められる分野をカバー。
具体的には「どのような自動運転車や宅配ロボットなどを採用すべきか」を検討するためのリサーチ、最適なルート選定のためのAI開発、購入者の使い勝手を考慮した仕組みの開発、自治体との連携――などを受け持つ。
対象はスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの小売業を中心とした「EC・宅配ビジネス強化を考えている企業」とデリバリー強化が経営課題となっている多店舗チェーン展開型飲食店で、「今後も自動運転技術活用による事業開発での対象テーマ・領域を拡充して提供していく」としている。