ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

川崎重工、「空飛ぶ軽トラ」試験機の浮上成功

2020年5月19日 (火)

サービス・商品川崎重工(東京都港区)は18日、大型ハイブリッドドローン試験機の浮上試験に成功したと発表した。

一般的なドローンは重量10キロ程度の貨物が限界とされているが、「空飛ぶ軽トラック」を実現したい同社は、200キロ以上の貨物を搭載し、100キロメートル以上にわたり飛行可能なドローンの開発を目指す。

今回は、全長7メートル、全幅5メートル、全高2メートルの大型ドローンに大型バイク「Ninja ZX-10R」のエンジン3台を搭載し、エンジンが発電した電力で8基のモーター・プロペラを駆動。「空飛ぶ軽トラック」の試験機が浮上することを確認した。

この試験機は、モーター駆動に必要な電力をエンジンで発電するため、バッテリーのみを動力源としたドローンと異なり、大出力を長時間持続することができるのが特徴。ヘリコプターでは経済的に困難な近・中距離の中量物資輸送で、ヘリコプターと小型ドローンの隙間を埋めるリーズナブルな空の物資輸送手段として期待されている。