日本GLP、岡山県総社市に新たな物流施設

拠点・施設日本GLPは15日、岡山県総社市で延床面積3万2000平方メートルの賃貸物流施設「GLP岡山総社III」を開発すると発表した。2021年5月に着工、22年3月の竣工を目指す。

新施設は、両備ホールディングスが開発・造成した「岡山総社IC流通センター」の敷地内に建設する。岡山自動車道岡山総社ICに近く、山陽自動車道にも接続しやすいことから、近畿、中国、四国、九州をつなぐ西日本の物流結節点として広域配送に適した立地。

最大4テナントの入居が可能な地上3階建ての施設として計画し、需要に応じて2層使いにも対応する。汎用性の高い基本的な倉庫仕様に加え、床の耐荷重を強化するほか、荷物用エレベータの搬送能力を高めたり、バースを拡張したりといった「10以上の豊富なオプション」から、テナントが個別ニーズに合わせて機能を選択し、施設スペックを充実させることができる。

また、出荷を円滑化する両面バースを備え、出幅5.5メートルの庇、高さ5.2メートルのオーバースライダーをトラックバースに設けることで、雨天時にも作業しやすい環境を確保する。コンテナハウス型の休憩スペースを屋外に設置してアメニティの充実を図る。

▲コンテナハウス型休憩スペースの完成イメージ

隣接するマルチテナント型施設「GLP岡山総社I」「GLP岡山総社II」との一体運用により、カフェテリア・売店、駐車場などの共用サービスを利用できる。緊急時には、免震施設としての管理機能や防災機能を連携することも可能。

■施設概要
施設名：「GLP岡山総社III」
所在地：岡山県総社市
敷地面積：2万1000平方メートル
延床面積：3万2000平方メートル
構造：地上3階、耐震・鉄骨造
着工：2021年5月
竣工：2022年3月
認証取得：CASBEE認証取得