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商船三井と仏トタル、LNG燃料供給船に命名

2020年9月23日 (水)

(出所:商船三井)

国際商船三井は23日、仏トタルグループのトタル・マリンフューエルズ・グローバル・ソリューションズが用船するLNG燃料供給船が「ガス・アジリティ」と命名されたことを発表した。

ガス・アジリティは商船三井が子会社のエメラルドグリーンマリタイム社を通じ、初めて保有する世界最大クラスのLNG燃料供給船で、1万8600立方メートル型のフランスGTT社製「マーク3メンブレンタンク方式」を採用している。命名式はロッテルダムで行われた。

トタルと商船三井がLNG燃料供給船の定期用船契約を交わしたのは2018年11月で、中国の滬東中華造船で建造を開始、20年4月に竣工した。

(出所:商船三井)

商船三井の橋本剛副社長は「急速に変化している世界で、今回のわれわれの挑戦が偉大な一歩であるとともに転換点であることを確信している。重油からLNGへの燃料の切り替えは、競争力ある効率的な手段だとともに海運業界にとって即時性のある環境対応策となる」と話した。

2社は19年12月に2隻目の大型LNG燃料供給船の長期定期用船契約を交わしており、21年に引き渡される。2隻目は仏マルセイユ=フォス地域の地中海でLNG供給に従事する。